家を建てるなら、外から見たときにも思わず見とれてしまうような、おしゃれな外観にしたいものです。とはいえ、外壁の色や素材、屋根の形、窓の配置など、決めるべきことは意外と多く、何を基準に選べばよいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
見た目の美しさだけを優先すると、将来のお手入れのしやすさで後悔することもあります。この記事では、実際の施工事例を交えながら、デザイン性と暮らしやすさを両立させた外観づくりのポイントをわかりやすく紹介します。
おしゃれな家の外観の事例3選!
まずは、実際に建てられた住まいの外観事例を3つ紹介します。色の組み合わせや素材の使い方をながめながら、自分たちの好みに近いテイストがどこにあるか、探ってみましょう。
事例1:夜のライトアップが映えるナチュラルホワイトの外観
白を基調とした平屋の外観は、清潔感があり、周囲の家並みにも自然になじみます。フラットな外壁材に、シャープな片流れ屋根を組み合わせることで、シンプルながらも洗練された印象に仕上がっています。
玄関まわりには、木目調の縦格子を取り入れているのが特徴です。昼間はナチュラルなアクセントとして外観になじみ、夜になると格子の奥からあたたかな光がやわらかくにじみ出て、外観全体に美しい陰影を生み出します。
花壇に植えたオーナメンタルグラスがナチュラルな雰囲気を引き立て、帰宅するたびにほっとできるような外観です。
Instagramでは、白を基調とした平屋に木目調の縦格子を組み合わせた、ナチュラルな外観の施工事例を紹介しています。夜のライトアップが映える外観デザインに興味がある方は、ぜひご覧ください。
事例2:グレー×ストライプのシックな外観
淡いグレーと濃いグレーを組み合わせたツートンカラーの外観です。規則的に配置された窓が外観全体に落ち着いたリズム感を与え、色の切り替え方ひとつで、シャープでモダンな印象をつくり出しています。奇抜な形やカラーを使わなくても、色の組み合わせと配置のバランスだけで上質な印象をつくれることがよくわかる事例です。
玄関まわりには、木目調のドアをダークグレーの壁面と組み合わせているのもポイントです。モダンな雰囲気を保ちながらも、木の温かみが加わることで冷たくなりすぎず、程よい親しみやすさを感じさせる仕上がりになっています。
Instagramでは、淡いグレーと濃いグレーのツートンカラーで仕上げた、落ち着きのある外観の施工事例を紹介しています。
高級感のあるモダンな外観デザインに興味がある方は、ぜひご覧ください。
家の外観をおしゃれに仕上げるためのポイント9選
事例を見て、自分たちの理想が少しずつ見えてきたのではないでしょうか。ここからは、実際に外観をおしゃれに仕上げるために意識しておきたい9つのポイントを紹介します。
限られた予算のなかでも、デザイン性と性能、コストのバランスをとりながら理想の外観に近づけるヒントとして役立ててください。
はじめに希望のテイストを決める
外観づくりで失敗しやすいのが、さまざまな要素を取り入れすぎて、全体としてちぐはぐな印象になってしまうことです。まずは、シンプルモダン、和モダン、ナチュラル、北欧風など、自分たちが好むテイストをひとつに絞りましょう。
方向性が決まれば、外壁や屋根、窓など各パーツを選ぶ際にも統一感を出しやすくなります。モデルハウスや施工事例、SNSなどで好みのデザインを探し、気になる写真をまとめておくと、担当者にもイメージを伝えやすくなるでしょう。
周辺環境との調和も意識する
建物単体の美しさだけでなく、周囲の街並みや自然になじむことも、センスのよい外観をつくるうえで大切なポイントです。
鳥取・倉吉・米子エリアのように、緑豊かな自然や落ち着いた街並みが残る地域では、周囲の雰囲気に合うデザインを意識しながら、個性のある外観を目指すとよいでしょう。近隣の住宅との色合いや高さのバランスも確認して計画すると、周囲になじみながらも印象に残る外観に仕上げやすくなります。
また、地域によっては景観条例により、使用できる外壁の色や素材などに制限が設けられている場合があります。着工前に、お住まいの自治体が公開している景観に関するガイドラインなどを確認しておくと安心です。
建物の形は凹凸を少なくする
建物の形をシンプルな総2階建てや箱型にすると、外壁の面積を抑えられるため、建築コストを抑えやすくなります。凹凸が少ないことで雨仕舞いもしやすく、将来的なメンテナンスの負担を軽減できる点もメリットです。
一方で、形をシンプルにしすぎると、単調で物足りない印象になってしまうこともあります。そこで、ベースはシンプルな箱型にしながら、玄関ポーチを少し奥まらせたり、バルコニーや軒天に木目調の素材を部分的に取り入れたりする方法がおすすめです。
無駄な凹凸を抑えたスタイリッシュな形をベースに、素材や色を切り替えて陰影や立体感を加えることで、コストを抑えながらも奥行きのある外観に仕上げやすくなります。
出したい雰囲気に合わせて屋根の形状を選ぶ
屋根は建物全体のシルエットやボリューム感を大きく左右する要素です。スタイリッシュでモダンな印象を求めるなら、片方だけに傾斜をつけた「片流れ屋根」や、屋根の存在を感じさせない「陸屋根(フラット屋根)」が適しています。
一方、和モダンやナチュラルな雰囲気を目指すなら、三角形のシルエットが特徴の「切妻屋根」や、軒を深く出した「大屋根」を選ぶと、重厚感や温かみのある表情になります。屋根の形を目指すテイストに合わせて選ぶことで、外観全体の完成度がぐっと上がります。
開口部は縦横のラインを揃える
窓の配置は、家の正面(ファサード)を「整った顔」に見せるための重要なポイントです。1階と2階で窓の幅や高さ、位置をできる限りそろえると、全体がすっきりと洗練された印象になります。
窓の位置を考える際は、外から見た美しさだけでなく、部屋のなかからの採光や通風、道路からの視線が気にならないかといった暮らしやすさもあわせて検討することが大切です。FIX窓や細長いスリット窓を組み合わせれば、デザイン性と使い勝手の両方を高めることもできます。
外壁の素材や色は実物を確認しながら選ぶ
外壁の色には、面積が大きくなるほど、明るい色はより明るく、暗い色はより暗く見える「面積効果」と呼ばれる特性があります。カタログの小さなサンプルだけで決めると、実際に仕上がった外観のイメージとの差に驚くことも少なくありません。
失敗を防ぐには、できるだけ大きな塗り板サンプルや実際の施工事例を、屋外の自然光の下で確認するのがおすすめです。時間帯や天候によって見え方が変わることも意識しながら選ぶと、完成後のギャップを防ぎやすくなります。
玄関ドアをアクセントに使う
玄関ドアは「家の顔」ともいえる存在で、外観全体の印象を大きく左右します。外壁をシンプルにまとめ、木目調や質感のあるドアを選ぶと、玄関が外観のアクセントになり、洗練された印象に仕上がります。
一方で、玄関を正面から見せない「隠す」設計も、プライバシーや防犯性に配慮しながら生活感を抑える方法のひとつです。アプローチの先に玄関ドアをまっすぐ配置せず、少しずらしたり視線を遮ったりする工夫をすると、奥行き感が生まれ、ホテルのような落ち着いた雰囲気を演出できます。
どちらの方法が合うかは、暮らし方や好みのテイストによって異なります。外観だけでなく、間取りや玄関までの動線も考慮しながら検討するとよいでしょう。
植栽や照明で外観の雰囲気を引き立てる
建物本体のデザインだけでなく、庭や外構(エクステリア)まで含めて計画することも、おしゃれな外観に仕上げるポイントです。シンボルツリーは、アオダモ[1] やオリーブ[2] のように枝葉が美しい樹木を1〜2本ほどに絞ると、すっきりとまとまります。
夜は、ラインライトや間接照明で外壁の凹凸や木目を照らすと、昼とは異なる雰囲気を演出できます。植栽と照明を組み合わせることで、時間帯によって違った表情を楽しめる外観になるでしょう。
メンテナンス性も考慮する
おしゃれな外観を建てたあとも長く保つには、外壁材や屋根材の耐久性も考慮することが大切です。表面に汚れがつきにくい親水性や光触媒などの機能を持つ素材を選ぶと、日々のお手入れの負担を軽減できます。
初期費用の安さだけで素材を選ぶと、10〜15年ごとの再塗装やシーリングの補修などに、かえって多くの費用がかかることもあります。鳥取・倉吉・米子エリアのように、雪や湿気の影響を受けやすい地域では、耐久性の高い外壁材を選ぶことも、将来の安心につながるでしょう。
目先の費用だけでなく、30年、50年と長く暮らすことを見据え、メンテナンス費用を含めたトータルコストで素材を選ぶことが大切です。
まとめ
おしゃれな外観の家を建てるには、デザイン性だけでなく、コストやメンテナンス性、玄関の見せ方なども含めて全体のバランスを考えることが大切です。ひとつの要素にこだわりすぎず、理想の暮らしに合った外観を考えていきましょう。
クラヴィスでは、木造の注文住宅にこだわり、デザイン性と性能、コストパフォーマンスのバランスを大切にした家づくりを行っています。設計士やプランナーと相談しながら3Dパースで完成イメージを確認できるため、外観の細かな部分まで具体的に検討できます。
クラヴィスの公式Instagramでは、鳥取・倉吉・米子の気候に適した施工事例を紹介しています。
気になる外観を見つけたら、ぜひ保存してモデルハウスの見学時に相談してみてください。